「ミニマリスト」と聞くとモノを捨てるイメージが強いですが、実はさまざまなタイプが存在します。
- モノの数が少ないほど心地よいタイプ
- 物欲がなく結果モノが少ないタイプ
- 効率重視で意識的にモノを減らすタイプ
この記事で取り上げるのは、効率を重視した結果モノが少ないタイプのミニマリストです。
日々のタスクを時短して最小限にできるので、すべての人におすすめしたいライフスタイルです。
- 家事の負担が減る
- 作業効率が上がる
- 自由な時間が増える
断捨離の基本のやり方から綺麗を継続するポイントをご紹介するので、ぜひ試してみてくださいね。
効率重視のミニマリストとは?
意識的にモノを減らした結果として「ミニマリスト」になることで、日々の効率性が上がります。
- 探しモノが減る
- 着る服がすぐに決まる
- 買い物の時間が減る
毎日のすべての動作が少しずつ時短されるので、1日で見ると大きな時短効果があります。
いままで活用しきれなかった便利な家電も、ミニマリストとなら相性バツグンです。
いままで | ミニマリストなら | |
---|---|---|
食洗機 | 一度に食器が入り切らない | 少ない食器でこまめに回すから一度で入り切る |
洗濯乾燥機 | 1日に何度も回す必要があり追い付かない | 一度で済むので朝スイッチを入れれば帰宅後に完了 |
お掃除 ロボット | モノをどかすなど床の片付けから始まる | 床置きがないのでスイッチを入れるだけ |
便利な家電の時短効果を最大限に活用できるので、家事の負担を大きく減らせます。
このように、毎日のルーティンタスクをいかに効率化できるかを考えるのが、効率重視のミニマリストです。
無駄な買い物もなくなり、お金も時間も増えて一石二鳥です。
断捨離のよくある勘違い
断捨離のやり方を説明する前に、知っておくべき3つのポイントをご紹介します。
- 捨てるモノではなく残すモノを選ぶ
- 眺めるのではなく試して判断する
- モノは無理して手放さなくてOK
よくある勘違いですが、先に知っておくことで断捨離を効率的にすすめられます。
捨てるモノではなく残すモノを選ぶ
断捨離をするときは、どれを捨てるかではなくどれを残すかを考えます。
不要なモノを探すといつか使う気がするし、まだ使えるモノはもったいなくなって結局手放せません。
- 3か月以内に使ったモノ
- 具体的に使う場面が思い浮かぶモノ
残すと決めたモノだけを収納に戻したら、あとはすべて手放してOKです。
いきなり手放すのが不安なら、段ボールなどにまとめておいてもOKです。
眺めるのではなく試して判断する
断捨離をしようとモノを出したら、眺めていないで実際に試してみると「必要かどうか」の答えが出ます。
- 服なら着てみる
- 靴なら履いてみる
- カバンなら使ってみる
- 調理器具なら使ってみる
- おもちゃなら遊んでみる
試してサイズが合わなかったり、去年はヘビロテだったけれど今年はイマイチなモノは手放しましょう。
若干の違和感がありつつ手放すほどではないモノは、実際に身に付けて外に出てみてください。
- その服を明日会社に着て行く
- その靴で週末買い物に出かける
- そのカバンで週末友達に会いに行く
想像しただけで「やっぱり違う」と思うモノもあると思います。
実際に身に付けて出かけてみて、必要だと思えば残せばOKです。
モノは無理して手放さなくてOK
断捨離を始めると、いちばん厄介なのは「思い出のモノ」です。
モノ自体はとっくに役目をおえて不要なのに、モノから連想する思い出のせいで手放せないからです。
ですが、保管方法さえ気をつければ思い出のモノは無理して手放す必要はありません。
- 普段使う収納の中に混在させない
- 思い出のモノは1箇所にまとめる
- スペースを決めてあふれないようにする
思い出のモノのように常時使わないモノが混在すると、収納の使い勝手が悪くなるので注意しましょう。
思い出のモノは場所を決めて集約すればOKです。
断捨離の基本のやり方
断捨離の基本的なやり方を、5つのステップでご紹介します。
いきなり断捨離を始めるよりも、まずは目的と計画の整理からがおすすめです。
- 何のために断捨離をするのか
- どのように作業をすすめるのか
- いつまでに完了させるか
目標と計画を整理しながら、家の収納のどこに何を入れるかもざっくり決めておきましょう。
実は日常生活では、自分が認識しているモノしか視界に入っていません。
つまり収納の中で忘れられたモノは認識されず、見ているようで見えていないのです。
一度モノを全部出すことで、ひとつひとつのモノにしっかり向き合って必要性を確認できます。
全部出したモノの中から、残すモノだけを選びましょう。
前述のとおり、実際に着てみたり使ってみたりすると必要性が分かりおすすめです。
残すモノを選んだら、STEP1でざっくり決めておいた収納に収納します。
- 使う場所の近くに収納
- 同じカテゴリーのモノは1か所に収納
- 収納ケースは元々あるモノでOK
後述しますが、使いやすさと収納の綺麗さはイコールではありません。
まずは取り出しやすさ重視のざっくり収納で、モノの定位置を決めていきましょう。
いきなり手放すのが不安なら、段ボールなどに入れて保管しておいてもOKです。
ただし収納内には戻さず別途保管し、1か月など期間をおいて再確認しましょう。
状態が良い場合は、フリマアプリや不用品の買取を利用すれば手放しやすいです。
一度の断捨離でモノが減りきらなければ、この基本ステップを2〜3周行いましょう。
綺麗を保つポイント
断捨離でモノを減らしたあとに、綺麗な状態を保つポイントをご紹介します。
- 備え付け収納の8割に収める
- 見た目を重視しすぎない
- 共有スペースに私物を置かない
- 意識的にモノを増やさない
- 断捨離は定期的に行う
ポイントをおさえれば、無理なく継続できます。
備え付け収納の8割に収める
まずは備え付け収納を基本とし、モノは収納の8割までに収めると綺麗が続きます。
- 収納内の全体を把握しやすい
- モノの位置がすぐに分かる
- 余白があり取り出しやすい
パンパンに詰め込んだ収納ではモノの場所を把握しづらく、断捨離の時短効果が薄くなります。
効果を感じられないと綺麗を維持するモチベーションも下がるので、収納の8割までに減らしましょう。
- 安易に外付け収納を買わない
- すぐに収納ボックスを買わない
- 便利な収納グッズを買わない
外付け収納は簡単にスペースを確保できますが、人は空白があると埋めようとしてモノが増えます。
収納ボックスやグッズなどもひとつのモノなので、安易に買わないように注意しましょう。
いまの収入で住める家の8割が、モノの適正量です。
見た目を重視しすぎない
「取り出しやすいこと」と「綺麗に収納されていること」は必ずしもイコールではありません。
手軽に綺麗を保ちたいなら、見栄えよりも取り出しやすさを重視しましょう。
- ふた付きのケースは使わない
- 細かく分類しすぎない
- 用途によって中身が見えるケースを使う
部屋が散らかる原因は、収納内が散らかっていて片付ける場所がないからです。
収納内が散らかる原因は、モノの出し入れがしづらく片付けの作業を面倒に感じてしまうからです。
- 使う場所の近くに収納する
- ワンアクションで出し入れできる
- 頻繁に使うモノは手前に置く
片付けの心理的ハードルを下げることで、無理なく綺麗を保てます。
備え付けの収納内に収めてしまえば、扉があるので収納内の見栄えはさぼど気になりません。
共有スペースに私物を置かない
家族全員で断捨離に取り組むことが理想ですが、難しい場合もあると思います。
家族それぞれの私物は、リビングなどの共有スペースに持ち込まないルールがおすすめです。
- 各自のモノは各自のスペースに収める
- 収まっていれば収納方法に口出ししない
- 収まっていれば中身にも口出ししない
各個人の部屋が望ましいですが、なければクローゼット内にそれぞれの私物収納スペースを設けましょう。
共有スペースがスッキリしていれば、モノによるストレスは回避できます。
意識的にモノを増やさない
ただ生活しているだけでも、郵便物やおまけのおもちゃなど気付くとモノは増えています。
モノが少ない状態を維持するには、意識的にモノを増やさないようにすることが大切です。
- 無料のモノをすぐもらわない
- 不要なモノはすぐに捨てる
- 新しいモノはよく考えてから買う
家の中に入る量よりも手放す量の方が多ければ、絶対にモノの量は増えません。
服やおもちゃなどは、新しく買う前にひとつ手放しましょう。
断捨離は定期的に行う
断捨離は一度したからといって、ずっと綺麗な状態を保てるわけではありません。
年齢や時代の変化で必要なモノは変わっていくので、断捨離は定期的に行うことが重要です。
- 季節の変わり目には服の断捨離
- 新学期には子どものモノを断捨離
- 年末には全体的な断捨離
古くなったり役目をおえたりしたモノは感謝して手放し、新しく必要なモノを迎え入れましょう。
しっかり使い切れば、清々しい気持ちでモノを手放せます。
一度しっかり断捨離をすれば、2回目以降は量が少ないのでサクっと完了します。
まとめ
- ミニマリストにはさまざまなタイプがあり、効率性を重視したい方にもおすすめなライフスタイル
- 断捨離は、実際にモノを試してみながら残すモノを選んでいくとうまくいく
- モノの取り出しやすさやモノを増やさない意識など、ポイントをおさえればだれでも綺麗を継続できる
ぜひ断捨離で家事や仕事の効率を上げていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました!