しっかり予算を立てて家計管理を始めても、数か月経過すると「何だかうまくいかない」と感じることはありませんか?
\ こんなことはありませんか? /
予算が思ったよりも足りない
想定外の支出がでてきてしまった
実は家計管理の項目や予算は、支出の状況や家庭内の様子をみながら見直しをしていくことが大切です。
特に子どもが幼いうちは成長速度がはやい分、必要な支出項目や予算もどんどん変わっていきます。
この記事では、貯まる家計簿に変えていくための振り返り&見直しの方法やポイントをご紹介します。
- 月末に確認すべき項目とポイント
- 予算見直しの方法とコツ
- 年末の振り返り&整理のポイント
毎月の予算に収まったかを振り返る
月に一度「振り返りの日」を決めて、月の支出が予算に収まったかどうかを確認します。
もし予算を超えていたとしても、毎月の確認段階では予算の見直しはしなくて問題ありません。
単月の増減だけでは予算を見直すにはデータが足りないので、「なぜ超えたのか」の理由だけ確認しておきましょう。
理由を確認しておくと、のちに予算を見直すときにとても役立ちます。
固定費はサラッと確認
このブログで定義している「固定費」とは次のような費用です。
毎月支払いが必要
支払額が一定
毎月確認したところで金額や必要度は変わらないので、滞りなく支払いが済んでいるかをサクっと確認しましょう。
支払い額が毎月一定の項目は、「固定費」でまとめておくと便利です。
家計の振り返り時には、事前のカテゴリー分けが効果を発揮します。
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変動費はじっくり確認
しっかり確認が必要なのは「変動費」です。
「カテゴリーごとの支出」と「全体での支出総額」の2つの観点で確認をしてみましょう。
まずは、月の全体で総支出額が予算内に収まっているかを確認します。
年間で予定していた大きな支出があった月は総額が超えますが、想定の支出額であればOKです。
「年間の支出リスト」に、支払い済のチェックを付けておきましょう。
つづいて、カテゴリーごとの支出が予算内に収まっているかを確認します。
我が家では、予算に対して10~20%程度のズレならOKとしています。
妥当な予算設定ができていた&うまく予算内に収められたと判断してOKです。
もし予算と実際の支出額に大きな差があった場合には、しっかりと確認しましょう。
毎月の振り返りで時間をかけるべきなのは、この差異原因を確認する作業です。
体調不良やなど 明らかな原因 | 特別費で補てんして対応 |
突然の退職や入院など 想定不可な原因 | 生活防衛費で補てんして対応 |
必要だけれど 確認モレの支出 | 要注意項目 特別費で補てんして対応 |
把握できていなかった支出が重なると、想定よりも特別費がかさんで足りなくなる可能性が高いです。
忘れず「年間の支出リスト」に追加しておき、来年度の予算にはモレなく反映しましょう。
日にちや曜日を決めて、振り返りの時間を設けておくのがおすすめです。
予算の項目や配分が適切か見直す
3~6か月に1回くらいの頻度で、予算項目の必要性や配分の妥当性を確認します。
子どもの年齢が低ければ低いほど成長の度合いが大きいので、家計も頻繁に見直しが必要になります。
特に0~3歳児さんくらいまでは、3か月に1回の見直しがおすすめです。
ある程度の年齢になったら、子どもの成長をみながら見直しをすれば良いかなと思います。
①カテゴリーの振り分けは適切か確認
特に家計管理を始めたばかりの場合は、カテゴリーをきちんと振り分けられているかを確認しましょう。
いざ家計簿を付けてみるとカテゴリーの振り分け方に迷ったり、細かすぎて面倒に感じたりしがちです。
- カテゴリーは細分化するほどルールを覚える必要があるので、ざっくり分類がおすすめ
- 各カテゴリーには具体的にどんな支出が含まれるか明確にしておくと分類に迷わない
カテゴリー名も、各家庭に合わせて分かりやすい名前を付けておくのがおすすめです。
ただし「どのカテゴリーに含めるか」は、一度決めたら継続して同じカテゴリーで記録しましょう。
はじめのうちのカテゴリー設定は、実際に家計簿を付けながら整えていけばOKです。
②カテゴリーの要・不要や予算配分を確認
家計管理にある程度慣れてきたら、カテゴリーの必要性や予算の妥当性も確認しましょう。
- もう不要になったカテゴリーや、新しく必要になったカテゴリーはあるか?
- 連続して予算が足りない、もしくは余っているカテゴリーはあるか?
例えば離乳食が始まればミルク代が減るし、トイトレが始まればおむつ代が減っていきます。
一方ですきなおもちゃや服をほしがるようになったり、食費は成長するごとに増えていったりします。
\ カテゴリーと予算配分は適切に見直し /
- 不要なカテゴリーの予算は再分配する
- 必要になったカテゴリーの予算を決める
- 全体の予算増減を調整する
実際の支出状況に合わせて適切に見直しをしていくことで、継続して貯められる家計になります。
過去データを正しく閲覧できるよう、不要なカテゴリーは少なくとも年末までは残しておきましょう。
③毎月予算を超えている項目は要チェック
明確な理由もなく毎月のように予算オーバーなカテゴリーは要チェックです。
- 生活に必須な支出であれば、節約も考慮しつつ予算設定をやり直す
- 娯楽的な支出であれば、無駄遣いや使いすぎに注意する
月に一度の振り返りで確認した「予算を超えてしまった理由」も、もう一度確認してみましょう。
たとえば単月で体調不良による支出増があった場合には、例外の事情と言えるかもしれません。
ですが毎月のように体調を崩すのであれば、その家庭でのリスク事項としてある程度の予備費を確保すべきです。
無駄遣いの防止には、よければ別の記事も読んでみてくださいね。
無駄遣いをやめられた3つのポイント
※編集中※
年間の総支出金額を振り返る
年末には1年間の総支出や総貯蓄額など、全体的なお金の流れを振り返ります。
毎月の振り返りだけでは年間の支出を把握しきれないので、年末の振り返りでようやくひと通りの家計管理が完了です。
同時に翌年の家計目標や予算設定の参考にして、見直しを加えながら新たな計画を立てていきましょう。
振り返りを重ねることで、特にはじめの数年は家計がぐんぐん改善するのを実感しました。
想定外の支出がどれだけあったか確認
年間を通して、想定していなかった支出が全部でどのくらいあったか確認します。
次の3つのポイントで確認しておくと翌年の予算の参考になるので、予算が立てやすくかつ正確になりおすすめです。
特に今年から家計管理を始めた場合、うっかり予算に入れ忘れた支出があることも多いです。
確認がモレていたけれど必要な支出の場合は、忘れず翌年の予算に追加しましょう。
実際に1年間分の家計簿を付けてみることで、予算の精度が高まっていきます。
予算には組み込んでいたけれど、実際には想定よりも支出額が多くなってしまった場合もあります。
金額にもよりますが、大きく想定を超えている項目は一度予算を見直した方が良いです。
価格改定などでそもそもの金額が変わっている場合には、予算額にも反映させておきましょう。
1年もあれば、考えてもみなかった出来事のひとつやふたつは起きるものです。
年末には、完全に想定外だった支出が総額どのくらいあったか確認しておきましょう。
\ ただしここに注意 /
翌年にも同様の事象が起こりうるか?
たとえば「10年使った冷蔵庫が壊れた」のであれば、もはや想定内の支出とも言えます。
同じように、そろそろ買い替えが必要になりそうな家電を確認して予算に組んでおきましょう。
完全な予備費としては、支払い内容も加味しつつ翌年も同じくらいの額を確保しておくと安心です。
年単位で支出を振り返ると、より自分の支出傾向が分かってきます。
お金の流れが適切かどうか確認
銀行口座やクレジットカードは最小限にまとめて、お金の流れをシンプルにすれば把握も管理もラクになります。
年始には入金や振込みの経路を整えていても、1年も経てば改めて整理が必要なことも多いです。
- 保育園費の引落しに必要と言われたので、この1年で新しく銀行口座を開設した
- 新しく定期的な支払いが発生したが、管理方法やルートを決められていなかった
新しく要・不要になったものを中心に、全体的なお金の流れを確認して必要に応じて見直しましょう。
保育園や幼稚園、習い事が関わってくると、相手側から口座引き落とし先を指定されることもあります。
\ おすすめな対策方法 /
- 口座引き落としにせず、振込み用紙などで都度支払いを行う
- 大手銀行の口座をひとつだけ持っておいて集約する
振込みや口座数が少し増えてしまいそうな場合は、「住信SBIネット銀行」との併用がおすすめです。
毎月定額での自動入金や自動振込みのサービスがあるので、手動でお金を振り分ける必要がなく便利です。
家計管理に便利な機能が満載!
どれだけ貯蓄にまわせたか振り返り
最後に、1年間でどのくらいの貯蓄計画を達成できたか振り返ります。
- 1年間で目標としていた貯蓄額を達成できているか
- 数年後の支出に向けた貯蓄のうち、今年の割り当て分を達成できているか
貯蓄額が届かなかった場合には、期間や配分を変更するなど計画を見直しましょう。
ちなみに逆に貯蓄しすぎてしまった場合にも、個人的には計画を見直しても良いかなと思っています。
いまも楽しみつつ将来に備えたい
自己投資なら金額以上に価値が高い
具体的にどんな費用を「貯蓄」に含めるのかは、各家庭であらかじめ定義しておくと良いです。
一般的に備えるべき金額やライフイベントに合わせた貯蓄計画は、別の記事にまとめているので読んでみてくださいね。
貯蓄の必要額と貯蓄計画の立て方
※編集中※
まとめ
- 毎月末には変動費を中心に振り返り、予算との差異がある項目は理由を確認しておく
- 子どもの成長に伴い必要な費用も変わっていくので、カテゴリーや予算は定期的に見直す
- 年末には総支出額や総貯蓄額、お金の流れなどを全体的に確認して必要な部分は見直す
しっかり振り返りや見直しをして、より貯まる家計に育てていきましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました!